ローマ字入力では、ほとんどの文字は「子音(しいん)+母音(ぼいん)」の組み合わせで打てます。たとえば「か」は ka、「す」は su ですね。でも「ん」「っ」「ー」の3つだけは、少し特別なルールがあります。ここでつまずいてスピードが落ちてしまう人がとても多いので、ひとつずつゆっくり見ていきましょう。

「ん」の打ち方 ── 迷ったら nn でOK!

一番簡単な覚え方はこれです。「ん」は nn(n を2回)と打てば、いつでも必ず「ん」になります。迷ったら nn。これだけで間違いはありません。

慣れてきたら、少し速い打ち方もあります。「ん」の次に子音がくるときは、n 1回でも「ん」になります。たとえば「ぱんだ」は panda でOK。「ん」の次が d(子音)だから、n は1回ですみます。

ただし、次の場合は n 1回ではダメで、nn が必要です。ここが一番のつまずきポイント!

言葉打ち方ポイント
ぱんだpanda次が子音なら n 1回でOK
さんぽsanposannpo でもOK。どちらでも◎
こんにちはkonnnitihaな行の前は nn(n が3回並ぶ)
てんいんtenninnあ行の前と、最後の「ん」は nn
ほんやhonnyaや行の前は nn(honya だと「ほにゃ」)
みかんmikann言葉の最後は nn

難しく感じたら、「全部 nn で打つ」と覚えるだけで大丈夫。1打分多くなりますが、打ち間違える心配はありません。スピードよりも、まずは正確さが大事です。

「っ」の打ち方 ── つぎの子音を2回!

小さい「っ」は、次にくる音の子音を2回続けて打つのが基本です。たとえば「がっこう」。「っ」の次は「こ」= ko なので、子音の k を2回にして gakkou と打ちます。

「きって」なら t を2回で kitte、「らっぱ」なら p を2回で rappa。「『っ』が見えたら、次の子音をダブルで!」とリズムで覚えると忘れません。

言葉打ち方2回打つキー
がっこうgakkouk
きってkittet
らっぱrappap
ざっしzassis

もうひとつの方法として、ltu または xtu と打つと、小さい「っ」だけを出すこともできます。「がっこう」を galtukou と打ってもOKです。ただし打つ回数が多くなるので、ふつうは「子音2回」のほうが速くておすすめ。ltu / xtu は「『っ』だけを単独で打ちたいとき」の裏技として覚えておきましょう。

「ー」の打ち方 ── 「ひく(-)」のキー!

「ケーキ」「ラーメン」など、カタカナの言葉によく出てくるのばし棒「ー」。これは「ひく(-)」のキーを1回打つだけです。キーボードの上のほう、数字の「0」の右どなりにあります。「ほ」の文字も書いてあるキーです。

言葉打ち方
ケーキke-ki
ラーメンra-menn
プールpu-ru
スーパーsu-pa-

ひとつ気をつけたいのは、ひらがなで書くのばす音とのちがいです。「おかあさん」の「あ」は、のばし棒ではなくふつうの「あ」なので、そのまま okaasann と打ちます。「ー」のキーを使うのは、「ー」という記号が見えるときだけ。ここを間違えなければバッチリです。

まとめ ── 3つのルールをおさらい

ルールがわかったら、あとは指で覚える番です。花火タイピングには「ん」や「っ」が入った言葉もたくさん出てくるので、ゲームで遊びながら自然に慣れていけますよ。無理にスピードを上げなくても大丈夫。1日5分、正確に打つ練習を続けていけば、「こんにちは」も「がっこう」も少しずつスラスラ打てるようになっていきます。ほかのローマ字の打ち方を確かめたいときは、ローマ字表もあわせて見てみてね。

この記事を書いた人

伊藤 啓太

「MUTSUMIプログラミング&クリエイティブラボ」講師。ITやAIの専門家として中小企業の伴走支援や研修も行い、地域の商工会議所にIT専門家として登録しています。教室で小中学生にタイピングとプログラミングを教えた経験をもとに、カタカタランドを運営しています。